宇多田ヒカル - One Last Kiss

One Last Kiss

One Last Kiss

10年前の出来事を非当事者である僕がそこそこしっかり覚えてる、というのが、その事態の大きさなんだよな、と改めて感じている山本です。それぞれがそれぞれの形で想像する、ということなのかな、と思っています。もちろん、実行できることは実行して、ね。

ということで今日はこれを。ちょっと前に書いた通り、割とどんぴしゃ世代のはずなのにエヴァを通らずに過ごしてきているので、その文脈でこの曲を捉えることが出来ないんですけど、彼女の新曲として聴いてみたら、詞やトラックはしっかり”今”の感じだし、一聴してそれと分かるボーカルも軽やかさすら感じるし、良い温度ですね。てか、どうしたってエヴァとの関連で語られるんだろうけど(MVを庵野監督が撮ってるとか、もちろん詞の世界もそこに通ずるものが多少あるんだろうし、そりゃ当たり前、なんだろうけど)、そういうコンテキストから切り離された僕のような人間でも、お、いいじゃないの、と思うような曲になってるんだから、やっぱりさすが、ですよね。