DREAMS COME TRUE - あの夏の花火

あの夏の花火

あの夏の花火

結局、すでに観ているエピソードも多いのにそこそこ“ルイス警部”を観てしまいまして、最終シリーズの淡々とした感じと、それでも感じてしまう“最後”の雰囲気を味わって、この平熱さが好きなのかもしれないなぁ、と思っている山本です。最終シリーズでルイスとハサウェイが“擬似親子”のようになるように見えて、それでもやはり“同僚”であり、もっと言えば“上司と部下”、“師匠と弟子”であり続ける、というのは、ウェットになり過ぎないこの作品を象徴しているようだなぁ、と。それもやはり、先行する“モース”があるからこそ、なのかもしれないですが。

ということで、またも関係ないですが、今日はこれを。TBSラジオの“たまむすび ”をタイムフリーで聞いてたら、オープニングトークの後の1曲目にこれがかかりまして、久々に聴いたらすげー好きだなぁ、と。歌詞はまぁいいとして、吉田美和のボーカルもさることながら、メロディーの持つ豊かな表情と言いますか、おそらくコードはマイナーだと思うんだけど(この辺り、楽理の知識のある人に解説してほしいぐらい。楽理、勉強してーなー)、コードとメロディーが絶妙に醸し出す切なさが抜群で、これ、もっとアレンジがタイトだったら、もっと好きになってたかもしれないです。妙に明るいのよね、アレンジが。いやでも、このぐらいのアレンジの方がメロディーが際立って良いのかなぁ。わからんねぇ、この辺は。

それにしても、この曲が収録されてるアルバム、大ヒットしましたが、1992年だってさ、発売。28年前。当時俺は小学生。で、話は変わって俺が多感な18歳だったのが1998年、その28年前は1970年。大阪万博があった年で、ビートルズの最後のオリジナルアルバム“Let It Be”が出た年。要は、今の高3が“あの夏の花火”を聴いてるのは、俺が当時“Let It Be”を聴いてるのと同じ、ってことになるのか。はー、おそろしや。