スーパーボウル。

さて、第53回スーパーボウル、しっかり全部テレビ観戦しましたが、いやー派手さに欠ける、それでも面白い、という、初心者泣かせのゲームでございました。

まぁ、ここでネタバレとか言ってても始まらんので結果を書いちゃいますと、ペイトリオッツが13-3というかなりのロースコアでラムズに勝利したわけですけども、正直な所、若いラムズに勝ってほしいなぁと思って見ておりましたので、ちょっぴり残念な気持ちでございます。

とはいえ、シーズン中盤ぐらいまでは「こりゃ無双だな」って感じだったラムズも、シーズン終盤とプレイオフはさほどでもなくなり、セインツとのカンファレンスチャンピオンシップもからくも勝利、って感じでしたんで、これでは若いチーム(と言ってももちろんベテランもいるわけですが、何せQBが24才、HCが確か33歳ですからね)の経験のなさを勢いが凌駕するに至らないんじゃないか、という予感が当たってしまった、という感じでございます。

いやね、チームのシーズン中のデータを見てみると、ディフェンスはどっこいなんですよ。違うのはオフェンスの数字で、ラムズの方が良かったわけ。そのオフェンスが3点に抑えられたんじゃ、いくらディフェンス最優秀選手のドナルドが居たってね、そりゃ勝てませんよ。3点だもの。

試合の分け目になったのは、第4Qのゴフのインターセプト、が分かりやすいけど、その前のオープンな選手がエンドゾーンに居たのにスローのタイミングが少しだけ遅くて通らなかったシーン、かなと思います。あそこでTD取ってたら、だいぶ試合の流れは変わってたかな、と。

それにしてもブレイディの落ち着き、エデルマンの堅実さ、グロンコウスキーの勝負強さ、は素晴らしかったですねぇ。そのベテラン達に引けを取らない1年目のRBミシェルも良かったし、もちろんラムズを3点に抑えたディフェンス陣、特にラン攻撃を止め続けたディフェンスラインが良かったという印象でした。

いやー、ペイトリオッツ王朝を止めて、その王座に取って代わるチームってのはいつになったら出てくるんでしょうかね。ゴフのラムズマホームズのチーフスがその先頭に立つのか、それとも他のチームが不意に出てくるのか。

来シーズンに思いをはせる、ということと、NFLシーズンが終わってしまったんだなぁ、という寂しさを同時に味わいながらの夜であります。