贔屓のチームがない。

(主にテレビでの)スポーツ観戦が好きでして、サッカーはJリーグ創設が中学時代でしたので思いっきり影響を受けてその頃から好きで(「セリエAダイジェスト」とかをがっちり見てました)、同じぐらいの時期かもう少し前の時期に父親がBSでNFLをよく見てたのでアメフトも好きで(その頃はカウボーイズが全盛期、トロイ・エイクマンがQBの頃ですね。ただその後しばらく離れていて、再び見始めたのは数年前から、ですが)、その他、F1とかWRCとかのモータースポーツや、スキーのWCなんかも見たりするんですけども(まぁ、何せ北海道出身でスキーは地域の大会に出たりしてましたんで、身近っちゃ身近なスポーツでしたからね。今はもう、滑ることが出来るのか怪しいもんですけども。大回転、スーパー大回転、滑降が好きです)、「こっちに勝ってほしいな」ぐらいの願望はあったりしても、“贔屓のチーム”とか“大好きなチーム”がほぼないんです。

というのも、「負ける所を見たくない」んですよね。がっつり熱を込めて応援して、勝った時の達成感というか充実感というか喜びというか、そういうものの良さももちろんわかってるつもりだし味わったこともあるんですが、「負けてほしくない」、もっと言えば、「負けてがっかりしたくない、落ち込みたくない」という気持ちが年々強くなってる気がします。

まぁ、歳を重ねて保守的になってきてる、ってことなのかもしれないですが、どうも性分というか、負けず嫌いを拗らせてるというか、負けなくないという気持ちが強すぎて応援するチームを作らない、という、スポーツ観戦において果たして楽しめてるのであろうか、と疑問になるような観戦スタイルになっております。

で、そういう時に困るのがサッカーの日本代表戦。どうしたって、応援したくなるんですよ。勝ってほしいんです、日本に。こりゃ困った。応援するチームを作りたくないのに、どうしても応援しちゃう。

なので最近は、ライブで見られるタイミングだとしても、前半の10分か15分ぐらいまで見た後は、他のチャンネルをメインで見て、ちょこちょこ切り替えて経過を見る、みたいな感じになったりします。

この前カタールに負けたアジアカップ決勝もそんな感じで、どうもチグハグな試合になってるなーと思ってたらフワフワした感じで失点したんで、「あー、負けるかも。だとしたら見たくない」って感じで、“うっすら応援”モードに切り替えてしまいました。

よくないよねー、この感じ。ちゃんと試合も見てないし、応援もしてないんだから。でも文句は言いたくなっちゃう。いやー、良くない。

でもね、贔屓のチームがないから楽しめる、ってのもあって、素晴らしいプレーとか白熱した試合展開とかを、引いた目で見られる、ってのは結構面白いんですよ。だって、例えばサッカーのプレミアリーグとか良く見るけど、どっちのチームでも良いプレーが出たら「おー」ってなるんですから。

と、まぁ言い訳みたいなことを言いつつ、今一番楽しみなのはいよいよ翌日に迫ったスーパーボウルですよ。ラムズペイトリオッツ、どっちも贔屓ではないですが、どちらかと言うと、HC/QBが若いラムズに勝ってほしいなぁ、と思いながらおそらく観戦すると思います。

NFLは、何でか知らないけどスーパーボウルがそのシーズンのベストゲーム、ってことになることもしばしばなんで、物議を醸してるハーフタイムショーも含め、しっかり楽しみたいと思います。

寝坊しませんように。