『ゴーグル』回顧録(4)スタッフィング

はいー、『ゴーグル』回顧録、第4回でございますよー。「もう飽きた」とか言わないで下さいねー。書いてる本人が若干飽きてきてるんですから。

『ゴーグル』アンコール上映の詳細はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/p_yama_film/20110713


という事で、今回はスタッフィングについてちょろちょろ書きます。

企画の成り立ちの時に書きましたが、『ゴーグル』は最初、Veltga FIlm 613の企画として生まれました。
なので、もちろんメインスタッフはベルトガメンバーが担当。プロデューサーの私、カメラマンの半田くん、助監督の江田くん(ほとんど現場に来れなかったけど)、伊東くん(正式にはベルトガのメンバーじゃないけど)、そして櫻井くんと、ほとんどのメンバーが参加して準備から撮影、そして編集、宣伝も行っていきました。


とはいえ、撮影がこのメンバーだけで出来るわけもなく、他にもスタッフが必要になってきます。では、どうやって集めたのか?

当時私は、自分の母校である専門学校東京ビジュアルアーツで映画学科の職員をやってまして(今でも非常識講師をやってますが)、その立場を利用しない手はなかったわけです。
そう、学生や卒業生に声をかけて集めました。卒業生して間もない奴から現役学生まで合わせて十数名が、自分が信頼のおけるスタッフとして現場に参加してくれる事になりました。


いやね、正直に言えば、「バリバリのプロに頼むお金がなかった」というのも理由としてはあるんですが、この「セミプロ+素人」の集団(僕も含め、ほとんどのスタッフが半分素人みたいな状態でした)で『ゴーグル』を作る事になって、結局はよかったのかなぁ、と感じています。

もちろん足りない部分(知識、経験、スキルなどなど)は多々あるんですが、それを何とか克服しようと工夫したり、活発に意見交換したり。いい意味で強い上下関係のないこの座組が、うまく機能したように思います。ま、思ってるのは私だけかもしれませんが。


その後もほぼ同じメンバーで自主制作映画を作ったりしていて(『フミの帽子』という作品。アンコール上映時には、トリウッドでDVDを販売します。こちらも櫻井くんの脚本・監督作品)、今でも(前ほどではありませんが)関係が途切れてないのはありがたい事です。まぁ「デカい仕事持ってきてね」とかは言われますけどね……。


という事で次回は、使用した機材、特にカメラについて書きたいと思います。多分。




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