曽我部恵一BAND - クリムゾン

クリムゾン

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その街のこども」というドラマが好きで、もう11年前の作品なんですが、この時期に再放送されたり、劇場版が上映されたりするとうことに、映像作品の持つ力みたいなものを垣間見る気がしている山本です。力、と言っても、色んなベクトルがあるし、そんな力なんてない、というのも考えとしては至極わかるんですけども、少なくともこの作品が放送/上映されるというニュースを目にすることで、当事者ではない自分があの災厄に改めて思いを至らせる、という作用があるわけで、自分にとっては大きな作品なんだよな、と思う次第です。

ということで、今日はこれを。バリバリなロックサウンド(なんか古い言い回しだな、おい)の中にも不意に顔を出す侘しさというか、フォーク然としたメロディーというかコードというか、こういう所に魅力を感じ続けているんだなぁ、と改めて聴いて思ったりしてます。サニーデイでも、ソロでも、バンドでも、最先端の音が鳴ってる時もあれば、こういう郷愁に近いような音が鳴る時もある(この曲自体がもう8年前と知ってびっくりしてますが)。で、それらをポップスとして受け止められる幅がある、というか。声に因るところも大きいんだろうけど、やっぱり好きですねぇ。