UA - 電話をするよ

電話をするよ

電話をするよ

  • UA
  • J-Pop
  • ¥250

タピオカは全部飲みきってからカップを捨ててほしいな、と思っている山本です。


さて、昨日UAの曲をアップして、それがそろそろ発表から四半世紀経つという事実に慄いたわけですが(それを今日学校で、同世代のM先生に伝えたら、「やだー、昔の話ばっかりになっちゃってやだー」と言ってました。彼女は「雲がちぎれる時」をたまにカラオケで歌うそうです)(今ふと思ったけど、おのののかさんって、慄く、って言葉となんか関連付けて名付けたんだろうか。本名かな?まぁ、いいか)、せっかくなのでもう1曲UAの好きな曲を。

と思って、YouTubeを漁ってみたけど、カバーばっかりでオリジナルの公式音源(まぁ、公式じゃないものもここではしょっちゅうアップしてますけども)が見つからなかったので、今回はApple Musicへのリンクを貼り付けました。

かの有名な「情熱」のシングル発売時のカップリング曲で、その後オリジナルアルバムには未収録だったのが、2003年発売のベストアルバムに収録。ということで、僕もちゃんと聴いたのはそのベストアルバム『Illuminate 〜the very best songs〜』を購入して(もしくはレンタルショップで借りて、だったかな)でした。作詞作曲はホフディランワタナベイビー。コーラスでも参加してます。「情熱」同様、朝本浩文がプログラミング、ASA-CHANGがパーカス、その他のクレジットはウィキ辺りをググって下さい。

UAが作詞していない、ということもあると思うんだけど、アレンジ含めて柔らかい印象の中で語られる「僕」の頼りなさというか、そこから生まれる相手=好きな人への信頼というか、まぁぶっちゃけた言葉で言うと「甘え」ですけど、その温度がすごく心地いいんですよね。別にいいじゃん、甘えたって。という気分になるというか。一人称が「僕」というのもその気分を高めるのよね。

正直言うと、歌詞やその内容に心が奪われる。ってことがほとんどない人間なんですが、歌詞と曲とアレンジと声がビシッとハマる曲、というはやっぱり好きで、その言葉がその声で、そのメロディーがそのアレンジで奏でられる説得力というか、それは背景にある物語を知ってるかどうか。とも関係してくる所ではありますが、たとえ物語を知らなくても、その歌詞だからこそ響く、というものがあるのも事実で、この曲はその中の一つかなぁ。と思ったりしてます。

なんたって、「総理大臣よりもキミに頼っているよ」ですからね。まぁ、総理大臣が頼れる存在かどうか、というのは色々ありますけども、ある種子供じみたようなこの表現が、それ故に純粋な強度を持つ、ということはあって、それが柔らかくも確かな、それこそ「ううあ」名義で童謡も歌ってるようなUAの声で歌われる、という所にグッと来てるのかもしれません。

子供でありたい自分、の投影でしょうかね。もうそろそろ40歳になるおじさんですけども。